要点
両生類やウーパールーパーの体表や卵に白い綿のようなもの・カビのようなものが 付いている、皮膚がただれている、元気や食欲がない。
これらは、文献レビューで報告されている水カビ病(サプロレグニア症)の 症状と重なります[1]。
どんな症状か
両生類の水カビ病のレビューでは、次のような外見の変化が報告されています[1]。
| 段階 | 報告されている外見の変化 |
|---|---|
| 卵 | 表面の「白い綿毛状の膜」 |
| 幼生 | 尾・後肢・えら・口の粘膜を中心に「濡れた綿状の外観、紅斑、潰瘍化した皮膚」 |
| 成体 | 感染組織が「濡れた綿状の外観」を示し、進行すると「潰瘍・壊死・浮腫」 |
サンショウウオでは、皮膚の変化に加えて「食欲不振・体重減少・元気消失・嘔吐・ 呼吸困難」といった全身症状が報告されています[1]。
考えられる原因
文献では、次のような条件が水カビ病の発症に関連すると報告されています。
- 低温(レビューでは 20℃以下が挙げられている)[1]
- 低い pH、強い紫外線(UV-B)、高標高の環境[1]
- 種による差。水生で繁殖しゼラチン状の卵を持つ種は、 陸生・直接発生する種より弱いとされる[2]
- 早春の冷たい水では、菌の増殖が促進されるとされる[2]
ただし、個々の飼育環境で何が原因かを、当サイトが特定することはできません。 診断は必ず獣医師の判断によります。
家庭でできること
診断や治療は家庭でできることではなく、必ず獣医師の判断が要ります。
そのうえで、一般的な健康管理として次のことが助けになる可能性があると 考えられています。
- 水質・水温を適切な範囲に保ち、急激な低下を避ける
PR 水温計:楽天Amazon - 症状のある個体を他の個体と分けることを検討する
(水中で広がりうる病原体として報告されているため)
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自己判断で市販の薬を使ったり、様子を見て自然に治ることを期待したりせず、 早めに相談してください。
受診の目安
今日中に受診を検討してください
- 皮膚に潰瘍やただれが広がっている
- 元気が無くぐったりしている、呼吸が苦しそうに見える
数日のうちに受診を検討してください
- 体表や卵に白い綿のようなものが付いている状態が続いている
- 食欲が無い状態が数日以上続いている