要点
ヘビやトカゲの鱗の隙間やまぶたの周りに小さな黒い点のようなものが 動いている、水入れに長時間浸かるようになった、脱皮がうまくいかない。
これらは、臨床研究で報告されているダニ(Ophionyssus natricis=ヘビダニ など)の寄生の症状と重なります[1] [2]。
どんな症状か
ペットのヘビを対象にした研究では、ダニ寄生の症状として次のようなものが 報告されています[1]。
- 不快感、皮膚炎
- 脱皮不全
- 行動の変化(水入れの中に長時間とどまるなど)
動物園で飼育されているトカゲを対象にした研究でも、同様に「皮膚炎・脱皮困難・行動異常」が 報告され、進行すると「死亡の可能性」があるとされています[2]。
寄生率について、ペットのヘビ 81 頭中 31 頭(38.3%)[1]、 動物園で飼育されているトカゲ 28 頭中 6 頭(21.4%)[2]にダニが見つかったと それぞれ報告されています。
考えられる原因
研究では、次のようなダニが報告されています。
新しく迎えた個体や、飼育用品を介して他の個体からダニが持ち込まれることも 考えられますが、**個々の飼育環境で何が原因かを、当サイトが特定することは できません。**診断は必ず獣医師の判断によります。
家庭でできること
診断や治療は家庭でできることではなく、必ず獣医師の判断が要ります。
そのうえで、一般的な健康管理として次のことが助けになる可能性があると 考えられています。
- 新しく迎えた個体は、既存の個体と分けて飼育し、様子を見る
PR 隔離用ケース:楽天Amazon - ケージ内をよく観察し、小さな黒い点(ダニ)が無いか定期的に確認する
PR ルーペ(拡大鏡):楽天Amazon - 症状のある個体を他の個体と分けることを検討する
自己判断で市販の駆除剤を使ったり、様子を見て自然に治ることを期待したり せず、早めに相談してください。
受診の目安
今日中に受診を検討してください
- 多数のダニが確認でき、元気や食欲の低下も見られる
数日のうちに受診を検討してください
- 体にダニのようなものが付いている状態が続いている
- 脱皮不全が繰り返される
- 水入れに長時間浸かるなど、普段と違う行動が見られる